2012-06-13

michinoku_librarian20120613

5月の茶話会「1年経って再び震災に強い図書館を現場のみんなで考える」@せんだい 01:37

こんばんは。藤亜紀's(初)です。

気が付けば、みちのく各地も梅雨入りしたところもあるとか。

急な夕立で館内が湿気らないよう注意したいものです。

さて、5月茶話会のご報告☆

「1年経って再び震災に強い図書館を現場のみんなで考える」

場所:東北大学片平キャンパス エクステンション棟講義室(以下URLの地図の70番)

   http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/10/about1002/

日時:2012年5月26日(土) 13:00-17:00

いつも通り、みんなの自己紹介&近況から。

でも今回はなんと、

約40名が参加!!

ということで、一人一分程度の短縮版でした。

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↑始まる前の様子

明日の図書館総合展仙台にご参加の方も沢山いらっしゃいまして

新たな出会いの場にもなりました。ありがとうございました!

そして、本題。

まずは和知さん@郡山女子大による

図書館ソーシャルメディア・自然災害

「そうだったんだー」という、私がPCでゲームしかしていない頃のこと、

「そういえば、そんな話も聞いたような・・・」という記憶にあるかないかの頃、

そして、現在、と「少し図書館から離れているかな」、と思わせて最後には

きっちり、図書館に戻ってまとまるという、見事なお話し。

普段もやもやと『図書館という場』について考えていたことを言葉にして、

さらに深く落とし込んでいただき、なんだかスッキリしました。

都合により、具体的なお話は書けませんがそのうちこのブログでも

そんなお話ができたら、と思っています。

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   -----休憩&法政実務図書室見学-----

法政実務図書室は今回会場として使わせていただいた、

東北大学片平キャンパス エクステンション棟講義室の一階にあります。

名前からわかるとおり、とても新しい建物で、図書室もキレイ。

整然と書架に収まっている資料、十分な余白のある棚、清潔な室内と

「こうありたい!!」

と思わせてくれるものでした。

特に書架の棚に特徴があり、揺れを感じると棚板自体が

滑って資料を落とさないようになる仕組みでした。

うちの図書館にもぜひ欲しい棚板です。

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さて、本編に戻ります。

お二人目は、

東日本大震災からの出来事-3日、3ヶ月、6ヶ月」のお題で、

東北大学附属図書館医学分館の坂本香代さんに

自分が勤務している図書館避難した話、復旧までの道のりを

写真、当時のメモ、そのほかで振り返っていただきました。

特に、勤め先に泊まる、いつ・どういう状況で図書館を開館するか、

図書館には本来の役割が求められていた、記録の重要性、などが

印象に残っています。

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お次は、

東日本大震災図書館と私」と題して

庄子隆弘さんからお話しいただきました。

の前に、みんなで図書館体操!! 

え?体操!?

とみんなびっくりしましたが気分転換にもってこいでした。

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みんなで体操の図。

本題は、庄子さんの当日からの足取り、とった行動をお聞きして、

震災追体験したような気持になりました。

改めて震災の恐ろしさを身近に感じ、また大変さを痛感。

加えて「自分ならどうする?」を一層具体的に考えるようになりました。

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この後はスペシャルゲストにご登場いただき

公益社団法人シャンティ国際ボランティアの活動をご紹介いただきました。

シャンティさんの歴史、震災への迅速な支援、今まで行ってこられた

海外での図書館支援お話…

 

ボランティア初心者の私にとってどれも新鮮なものでした。

生きていくのも大変な地域での図書館支援のお話には

『本は心の栄養』という言葉が浮かびました。

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軽トラを改造した初代?移動図書館

災害はいつ・どこで・だれが遭うかわからないものです。

そのために何を備え、どうするのかを今考えること、

その大切さが、みなさんのお話を通して心に沁みました。

この後は懇親会へ。

お仕事の後、ここから参加した人も含め、日が変わる寸前まで

大いに盛り上がりました~☆

(今回は翌日の総合展にも参加するため、仙台に泊まり

 心置きなくみんなと語り合いました。笑)


次の茶話会は?

え?さくらんぼ食べたい??

まて次号!!